コラム

ウォーキングコラム 【第35回】

◆BGMで快適にウォーキング

皆さんは、歩くときにどんな音楽を聞いていますか? お気に入りのジャズ? アップテンポのノリノリの曲? それとも演歌? 実は、歩くときのテンポが、BGMに影響されるという話があるのです。

◎やや早歩きだと1分間で120ビート
陸上の為末選手は、「陸上選手は、走っているときに自分の足音を聞いて、それをテンポにして走るリズムをつかんでいる」と言っています。わたしたちはそんな高度なことはできそうもありませんが、逆に、ウォーキングに適した曲を聞いて、テンポ良く歩くことを考えてみませんか?
音楽のリズムの速さは、BPM(beat per minute=1分間のビートの数)という単位で表され、この数字が大きいほど速いことになります。個人差はありますが、やや早歩き(パレードのときの速度と同じ)なら120BPM、しっかり早歩きで130BPMがちょうどいいリズムの速さだと言われます。120BPMだと、1秒間に右、左と2歩歩くスピードになります。これがジョギングになると160〜175BPM、Qちゃんこと高橋尚子選手だと、ジョギングで185、レースで210くらいで走っているとか。
つまりこのテンポの速さの音楽を聞きながら歩けば、自然とテンポ良く歩くことができる、ということになのです。

◎BPMを調べるには
じゃあ、早速、歩くときに使っている携帯音楽プレーヤーに120BPMの音楽を入れて、といきたいところですが、曲のBPMを知ることは意外と難しいのです。曲名や歌詞と違ってどこにも書いてないので、自分で調べるしかありません(自動的に計測してくれるソフトがMac用にあるようですが…)。調べると言っても、曲を通して聞いてビートを数え、それを再生時間で割り算して数字を出すのが一番確実ですが、それは大変な作業になります。
ソウルやR&B、ポップスなどは90〜130BPM、クラシックなどは60〜90くらいのものが多いようです。いろいろ調べていたら、このBPMをカウントするフリーソフトの紹介ページで、主要な曲のBPMのリストが載っていました。これをもとに、自分用の「ウォーキング用お気に入り曲リストby BPM」を作成してみるといいかもしれません。
ビートルズやジャズ、ロックなどの音楽を聞きながら、ウォーミングアップからクールダウンまでできるというBPM中心に組み合わせたウォーキング用のアルバムも市販されています(東芝EMI「ウォーキング・メロディーズ」)。
ちなみに、英国の自動車関連の調査機関の調査によれば、運転中に60BPM程度のリズムの曲を聞くと事故の割合が増えるという話ですから、ドライバーの皆さんもBPMにご用心。調査結果では、危険な曲としては、ムソルグスキーの「禿げ山の一夜」が(映画「地獄の黙示録」で、ヘリからの攻撃場面で使われた曲ですね)、安全な曲としてはバッハの「チェロ協奏曲第1番」が上げられていました。
歩きながら音楽を聞くときは、ヘッドフォンやイヤホンに注意しましょう。密閉式だと雑音も入らず音楽に集中できますが、後ろから近づいてくる車や自転車など周囲の音も入ってこないので危険です。
(な)

【参考】
iBPM紹介Web(BPM登録曲リスト)
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